朝活動開始する前の目覚めのコーヒー、食後のコーヒーはかかせないという方も多いのではないでしょうか。古くからコーヒーは薬剤として用いられてきました。コーヒーを飲むことのメリットとしてカフェインが含まれることから中枢神経に作用しノルアドレナリンなどの神経刺激物質に働くことで脳が覚醒し集中力が高まること。うつ病を発症するリスクを低下させ、自殺のリスクを低下させる可能性が示唆されています。ハーバード大学の研究で1日に4杯以上のコーヒーを飲んだ女性はうつ病になるリスクが20%低くなったと報告しています(日本人より大きなアメリカ人の体格を考慮しての量です)。またエネルギー代謝を上げることで糖尿病予防も期待されています(もちろん砂糖、ミルクの入れすぎには注意が必要です)。
もちろんデメリットもあります。カフェインとりすぎることで動機症状や不眠傾向に原因になること、またブラックコーヒーで飲みつづけると胃腸障害にもなりやすいとされています。
1 日あたりのカフェインの摂取量は 300 mg(5 mg/kg)以内にとどめることが推奨されています。コーヒーは150ml(1杯中)のカフェイン含有量はエスプレッソ約140mg、ドリップタイプ約135mg、インスタント約70mgとされており1日2,3杯程度までの摂取が適切な量といえるでしょう。