腸内細菌は私たちの体の働きに様々な影響を与え、健康状態や病気の発症などとの関連が注目されています。身体にとって有益であると考えられる細菌は善玉菌(乳酸菌やビフィズス菌など)、有害な影響を与える細菌は悪玉菌(ブドウ球菌やウェルシュ菌など)と呼ばれています。
腸内フローラ(腸内の細菌叢)のバランスが崩れるとおなかが張ったり便秘や下痢になったり、肌が荒れたりと体調を崩しやすくなりますが、ストレスとの関係もわかっています。
腸の神経細胞は脳に次いで多く、約1億個にのぼりこの神経細胞によって自立して働くことができるのです。そのため腸は「第2の脳」とも呼ばれています。副交感神経が優位になったときに腸は活発に動き、お腹が動き消化がすすみます。またストレスを感じたときは交感神経優位になりやすく食欲が低下したり消化がすすまず胃もたれを起こしたりもします。
現代社会ではストレスのない生活はできません。ストレスがあるときこそ食事や生活習慣を見直して腸内環境を整えることは大事です。